日赤和歌山医療センターがんセンター
「日赤和歌山医療センターがんセンター」
『ヒーリングモダン』
*自然を感じさせるインテリア計画
患者さんの緊張や不安を和らげるヒーリング(癒し)効果のある雰囲気になるよう、自然を連想させるグリーンを基調色としました。
椅子の張地や壁紙は自然を感じさせる素材感のあるもの、待合には樹木の写真を選定するなど、できるだけ無機質な空間にならないようにプランしました。また、椅子の張地にはグリーン色の間にアイボリー色をランダムに入れることで整いすぎて緊張する空間にならないように配慮いたしました。
*洗練された美しさを目指した色彩計画
色の整理を行うことから始めました。
残る既存壁のダークな木目はアクセントとしてそのまま生かし、
モダンで落ち着きのある雰囲気にまとめることで、サイン表示も更に見やすく、わかりやすくなると考えました。
*オリジナルアートのご提案
新しいフロアの顔となるギャラリーには、患者さんが癒しを感じたり、絵の世界に思いを馳せたりしながら時間を過ごせるように、自然や生命力、物語を想像できるオリジナルの大アートをご提案しました。
色合いはサインの誘導ともさりげなく連動させました。
手書きとデジタルを合わせた大アート2枚は作家藤田あかね氏にコンセプト・想いを伝えて何度も描き直しをお願いして作品にしてもらいました。